テレアポをしていると、断られることのほうがずっと多いものです。ただ、「どう断られたか」をきちんと記録しておくと、次にどうすればいいかが見えてきます。
当社では、架電のたびに通話の内容をメモに残しています。今回は、そのメモを理由ごとに分けて、断られ方の傾向と、アポイントにつながった会話の特徴をまとめました。
【調べたデータ】
・期間:2026年4月1日〜10月23日
・対象:通話メモを理由ごとに分けられた13の案件(当社の架電の一部。業種はさまざま)
・架電:約2万5,500回(つながらなかった電話も含む)/アポイント:426件
・断られた通話:約4,800件(受付で断られた 約3,100件/担当者と話して断られた 約1,700件)
※理由は、通話メモのことばで分けたものです。書き方に人による揺れがあり、「その他」が約2割あります。
■ 最初の壁は「受付」
受付で断られた理由でいちばん多かったのは、「必要ない・興味がない」で約4割でした。
次に多かったのが「電話営業はお断り(会社の方針で取り次がない)」で、2割近くあります。内容を聞く前に、会社としてお断りしているケースです。
つまり、受付で断られる電話の多くは、話の中身よりも前の段階で止まっています。だからこそ、受付の方に「誰に、何の用件で」を短く分かりやすく伝えられるかが、最初の分かれ目になります。
■ 担当者の「検討します」は、6件に1件
担当者と話したうえで断られた理由も、いちばん多いのは「必要ない・興味がない」(約3割)でした。
注目したいのは、2番目に多かった「検討します」「必要なら連絡します」という、やんわりした断りです。担当者に断られた電話の、およそ6件に1件にあたります。
はっきり「いりません」と言われたわけではありません。今はタイミングではない、判断の材料が足りない、ということも多い層です。ここは、時期を改めてご連絡したり、資料をお送りしたりして、次につなげられる余地があります。何回目でアポイントになるかは、以前のコラムでもご紹介しています。
■ アポイントになった電話に多かったこと
アポイントになった426件の通話メモには、次のような内容が多く書かれていました。
・費用も先にきちんとお伝えしたうえで、アポイントになった(4件に1件以上)
・「まずはお話を聞くだけ」でよい、と受け止めていただけた(約7件に1件)
・資料や実物を見ていただく、という提案をした(約1割)
・相手のご質問に答えて、安心していただけた
費用を隠さずに伝えても、アポイントになっている電話は少なくありません。むしろ、先に伝えておくことで、商談の場で「話が違う」とならずに済みます。
また、「まずはお話だけ」「資料を見ていただくだけ」と、相手の負担を小さくする言い方も多く見られました。
※これは「メモに書かれていたこと」の件数です。それがアポイントの理由になったとまでは言い切れません。
■ 断られ方を記録すると、次の一手が決まる
断られた理由を記録していないと、「今日は断られた」で終わってしまいます。記録していれば、
・受付で止まる電話が多いなら、名乗り方と用件の伝え方を見直す
・「検討します」が多いなら、次にご連絡する時期と、お送りする資料を決めておく
・費用で断られることが多いなら、どの段階でどうお伝えするかを考える
といった、次の手が決まります。当社では、この記録をもとに、案件ごとにディレクターがトークや架電の進め方を見直しています。
■ まとめ
・受付での断りは「必要ない」が約4割、「電話営業はお断り」が2割近く。最初の壁は受付
・担当者の断りの約6件に1件は「検討します」。ここは次につなげられる余地がある
・アポイントになった電話では、費用を先に伝える・相手の負担を小さくする言い方が多かった
・断られ方を記録すると、次に何を変えればいいかが見えてくる
「断られてばかりで、何を直せばいいか分からない」という段階でも構いません。今の架電の状況を伺い、どこから見直すかを一緒に考えます。
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