数字の間違いは、小さくても会社の信用に直結します。お客様への報告、社内の集計、Webサイトに載せる料金や受付時間。当社では、こうした数字のチェックにAI社員を取り入れています。今回は、AIと人の分担のしかたを、実際にあった例とあわせてお話しします。
■ 人の目だけでは、見落としが出る
数字のチェックは、集中力が必要な作業です。
・何枚もの表を見比べて、合計が合っているか確かめる
・一か所の数字を変えたとき、ほかのページや資料に古い数字が残っていないか探す
・毎日の入力に、漏れや食い違いがないか確認する
人が丁寧に確認しても、量が多いと、どうしても見落としが出ます。特に「どこかに古い数字が残っている」というミスは、見つけにくいものです。
■ AI社員は「全部を同じように見る」のが得意
AI社員が得意なのは、量が多くても、すべてを同じ基準で確かめることです。
先日、受電代行の夜間の受付時間を「22時頃まで」から「21時頃まで」に変えたときのことです。担当者から「どこを直せばいいか教えて」と頼まれ、AI社員がホームページ全体と公開中のコラムを調べました。直す場所は2つのページの3か所で、コラムには該当がないことが分かりました。直したあとも、古い時間がどこにも残っていないこと、検索エンジン向けの説明データまで新しい時間に変わったことを確かめています。
毎日の入力についても、前日の入力漏れや、数字の食い違いを見つけて知らせる仕組みにしています。
■ 「どちらが正しいか」を決めるのは人
ただし、食い違いを見つけたあと、「どちらが正しいのか」を決めるのは人です。
資料と現場で数字が違うとき、古いのは資料かもしれませんし、現場の記録のほうが間違っているのかもしれません。その判断には、事情を知っている人が必要です。上の受付時間の例でも、「21時に変える」と決めたのは人で、AI社員は直す場所を探し、直ったことを確かめる役でした。
当社では、AI社員の報告に「人が確認すべきこと」の一覧を必ず添えてもらい、人がその数件に集中して判断しています。
■ まとめ
・数字のチェックは量が多く、人の目だけでは見落としが出る
・AI社員は、すべてを同じ基準で確かめることと、古い数字を探すことが得意
・食い違いを見つけるのはAI、どちらが正しいかを決めるのは人
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